
写真はサンプルです(会報 vol.303 掲載の例会写真を仮に使用)
- 先代の急病で社長になった二代目が、同友会の例会と「経営指針を創る会」で経営を学び直した
- 社員と一緒につくった理念「現場の“困った”に、いちばん早く駆けつける」で、会議と人の育ち方が変わった
- 共同求人や高校生の職場見学で、地元の若い人に仕事の魅力を伝えている
四十年、八戸の水まわりを支えてきた
八戸市で給排水と空調の設備工事を手がける株式会社みなと設備は、来年で創立四十周年を迎えます。社員は十八名。住宅の水まわりの修理から、学校や病院の空調工事まで、地域の暮らしを足元から支えてきました。
社長になったとき、何に困ったのですか?
二代目の青海太郎さんが社長に就いたのは八年前。先代の急な病気がきっかけでした。「現場のことは分かっていても、会社のことは何も分かっていなかった」と振り返ります。数字の見方も、人の育て方も、すべてが手探りだったといいます。
同友会に入って、何が変わったのですか?
転機は、先輩経営者に誘われて参加した同友会の例会でした。グループ討論で自社の悩みを話すと、業種の違う経営者が自分のことのように考えてくれた。その日のうちに入会を決め、翌年には「経営指針を創る会」を受講しました。
指針づくりの中で書き上げた経営理念は「現場の“困った”に、いちばん早く駆けつける」。冬の朝に水道管が凍った家、真夏に冷房が止まった介護施設。電話一本で駆けつけ、その場で直す。先代から続く仕事の意味を、初めて言葉にできた瞬間でした。
理念ができて、社員との関係はどう変わりましたか?
理念ができると、社員との話し方が変わりました。毎月の全体会議では、現場で「ありがとう」と言われた出来事を一人ひとりが発表します。若手が先輩の段取りを学ぶ場にもなり、入社三年以内の離職はこの五年間ありません。
人手不足に、どう向き合っていますか?
人手不足は設備業界全体の課題です。同社では共同求人の合同説明会に毎年参加し、高校生の職場見学も受け入れています。「この仕事のかっこよさを、地元の若い人に知ってほしい」。見学に来た生徒が、翌年に入社してくれたこともありました。
これから挑戦したいことは?
これから力を入れたいのは、省エネ設備の提案です。古い給湯器や空調を入れ替えるだけで、光熱費が大きく下がる家庭や事業所は少なくありません。修理の会社から、暮らしの困りごとを先回りして解決する会社へ。青海さんの挑戦は続きます。
同友会では支部の幹事も務めます。「例会で聞いた先輩の失敗談に、何度も助けられてきた。今度は自分の経験を、次の誰かに返したい」。そう話す表情は、四十年の歴史を背負う二代目の顔そのものでした。
| 会社名 | 株式会社みなと設備(サンプル) |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 青海 太郎 さん |
| 創立 | 1987年 |
| 所在地 | 青森県◯◯市(サンプル) |
| 事業内容 | 給排水・空調設備工事 |
| 所属 | 八戸支部 |
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